2008.04.11 Friday/ |
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音ログ
Festivals
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〜KINGS OF LEONでアメリカン・ロック・フェスを実感〜
さて、次は今回楽しみにしていたバンドの一つ、KINGS OF LEONを見るためにメインステージへ。 結果的に、このバンドが今回のコーチェラで最もお気に入りのバンドとなった。(レイジは別格。)初めてのKOLのライブをアメリカの野外フェス、しかも日が落ちかけて夕日が綺麗という、この上ないシチュエーションで見れたことが、非常に幸せだった。 ボーカルのケイレブ・フォロウウィルは、ぴっちり真ん中分けの長髪、裸にベスト着用というクラシカルなスタイルで登場。ちょっとしゃがれた特徴的な声で歌うケイレブの姿が巨大モニターに映ると、ウッドスストック'69のドキュメントを見ているかのような感覚になる。それが『あぁ、アメリカのロックフェスに来てるんだなぁ。』と実感させてくれた。 -Setlist- Black Thumbnail Taper Jean Girl King Of The Rodeo My Party Molly's Chambers The Bucket On Call California Waiting Spiral Staircase McFearless Charmer Trani KOLが終わり、余韻に浸る間もなく、既に始まっている!!!のステージに向かう。アルバムはいまいちピンと来ていなかったが、ライブがすごいという評判を期待して。 その評判どおり、テントは超満員。入る隙間もなかったので、テントの外で座って聞く。しかし、ライブ終盤に向かうにつれ、ぐんぐん上がるテンションにいても立ってもいられず、再度テントに突入。曲はよく知らないが、周りのオーディエンス同様、踊り狂った。 !!!の後は、同じMOJAVEテントで、これまた楽しみにしていたOzomatli。これまた軽くしかアルバムを聞いていなかったので、あまり曲を覚えてないのだが、テンションの高いライブだった。ライブも終盤を迎え、この曲を聴きたいところだったが、次はRed Hot Chili Peppersのライブがメインステージにて控えている。レッチリのライブは毎回セッションから始まる。ここでジョンの爆発するギターを聞き逃すわけにはいかないと思い、なくなくMOJAVEテントを後にする。 それにしても、ライブのテンション、オーディエンスの盛り上がり共に、!!!〜Ozomatliの流れはヤバかった。 さて、次はいよいよトリ、Red Hot Chili Peppers。(実際はレッチリの後にTiestoというアーティストがありましたが、事実上のトリでしょう。) 我が心のギター・ゴッド、ジョン・フルシアンテは中途ハンパな短髪にひげ、ボーダーのポロシャツという、その辺の真面目な兄ちゃんスタイルで登場。個人的にはセッションの爆発力がいまいち、ライブも中だるみしてしまった。だがしかし、やっぱり、ジョンはゴッドで、フリーはアニマルだった。 さて、明日はいよいよRAGE AGAINST THE MACHINEの復活。その夜のキャンプサイトは異常な盛り上がりを見せ、奇声がテントからテントへと伝播し『絶叫のウェーブ』が起こる始末であった。
〜トム先生、レイジでお願いします。〜
◆4月28日 さあ、やっとコーチェラを楽しめるときがやってきたぜ! 夜中は涼しかったのだが、朝はテント内の暑さに起こされる。 6時過ぎには目が覚めて、シャワーを浴びに行った。まだシャワーも混んでなくて、3人しか並んでいなかった。椅子に座ってしばし待つが、朝6時にしてカリフォルニアの日差しを痛感することになる。日本と違って湿気がなく気持ちい熱さだが、肌をジリジリ焼いているかのような日差しの強さがある。シャワー待ちの10分ちょっとだけでも結構焼けたんじゃないかなぁ。 ライブが始まるのは昼過ぎからなので、朝食を食べたり、キャンプサイトをぶらぶらしたりとのんびり過ごす。 12時前に開場に入り、アルコールエリアへ直行。とりあえず$7のハイネケンで乾杯。前日まで、あまり思いっきり酒を飲めなかったので、この一杯目が最高に旨かった!! しばしのんびりして、ステージを回ることに。 開場はポロ競技場で、地面はきれいに整えられた芝生。もちろん快晴。開場を歩いてるだけで、ものすごい開放感を感じられて、キモチイイ! メインのコーチェラステージではPharoahe Monchというヒップホップアーティスト。バックのバンドの演奏が結構ロックでかっこよかった。 しばらくして、他のステージを見に行く。ステージの間にはオブジェや休憩用のテントや、DJブースがある。 このDJブースの隣では、変なメイクをしたセクシーなダンサーたちが水をまいている。ほんと、特に見たいのがなければ、ここにずっといてもいいぐらい、気持ちいい音と水のスペースだった。 次に見たのはGOBIテントのYevaというバンド。かなりヘヴィでかっこよかったので、あとで調べてみたら、どうやらプエルトリコのバンドらしい。プエルトリコのバンドなんて始めて見たよ。これぞフェスの醍醐味。 次に、Fratellis、Hot Chipをテントの外で聞いたり、メシを食ったり、ちょっと昼寝したり、まったり過ごしつつ、この日の裏メインアクトと言ってもいい、我らがトム・モレロ先生のソロ、The Nightwatchmanを待つ。 事前にアルバムを聞いて、「トム、大丈夫か!?」という不安な気持ちを抱えつつ、一番小さいステージ、GOBIテントに向かった。しかしその不安をよそに、まるでレイジを迎えるかのごとく「トム!」コールを送るオーディエンス。歌が始まると俺達は、一斉に顔を見合わせた。 『歌唱力ねぇ。。。』 アルバムよりさらに劣る歌唱力、単調な楽曲、何かというと突き上げられる拳。本当にレイジで数々のキラーリフを生み出してきた男なのかと、マジで疑ってしまった。 『トム、あんたはアコギを捨てて、エレキを持ってくれ。』 そう願わずにはいられないライブであった。
さ、コーチェラ日記書いていこうかね。
なかなかの珍道中だったので、初めてコーチェラ行く人の参考にでもなれば、これ幸い。 特にバスには気をつけろっ。 ◆4月27日 ロサンゼルス国際空港(LAX)に27日10時ごろ到着。 初日からがっつりフェスを楽しみたいとこだが、休みの関係で、1日目は途中からの参戦となる。Arctic Monkeysから見れればいいかなぁと、軽く考えていた。(←コレ初日のタイムテーブル。) 入国審査では、いきなり審査官の言うことが分からず、勘で「サイトシーインッ」と言ってみたりと、無難に(!?)入国。空港を出ると期待通り、ロスの青空が待ち受けていて、嫌がおうにもテンション上がる。 空港から無料のシャトルバスに乗り、最寄のメトロ・Aviation駅へ。$1.25の切符を買い、ホームへ向かうが、改札もなく、切符をチェックされることもない。それがアメリカ。ただ、駅員にチェックされることもあるらしいので、しっかり買いましょう。 ⇒ Imperial/Wilmington駅 ⇒ 7th Street/Metro Center と乗り継ぎダウンタウンへ。 ここから、この旅でfuckin'お世話になるグレイハウンドバスターミナルへ向かう。バスターミナル付近は治安が悪いらしいので、タクシーを使うことをオススメする。 バスターミナルへ着き、インディオ行きのチケットを買う。チケットを買ったのが14時ごろ、出発は16時ごろ。大型ロックフェスがあるからと言って、臨時にバスを出したりしない。それがアメリカ。時間に余裕を持って行動することをオススメする。ああ、強くオススメする。あなたが今思っている以上に余裕を持つことをオススメする。 バス出発の時間になるが、バスは来ない。30分待つが、何の説明・謝罪もなく、ひたすら待たされる。結局1時間以上待つことになる。そんなもんなのか、アメリカ。待っている間、「グレイハウンドfuck!」と心の中で叫ぶこと数え切れず。インディオまで3時間、Arctic Monkeysに間に合わないこと決定。ま、Bjorkだけでも見れればいいかと強引にポジティブシンキング。(ちなみにターミナル構内での酒販売はなく、酒飲みにはつらい待ち時間となる。) ようやく出発したらしたで、事故による渋滞に巻き込まれ、フリーウェイらしからぬ、のろのろ運転。ロスからインディオまでの道もいい景色が続くらしいが、既に日も落ち、真っ暗のなか、のろのろ走る。このとき既にBjorkもあきらめ、「コーチェラ着くだけで良しとしよう。」と無理やりポジティブシンキング。結局3時間以上かかり、インディオのバスターミナルへ到着。 「ここからコーチェラ会場までどうやって行けばいいか?」みたいなことを、窓口の黒人に聞こうとするも、「ここはもう閉めるから、外出ろ」のようなことを言われ、真っ暗闇にほっぽり出されることになる。 しばし途方にくれるが、親切なモヒカンのカナダ人がタクシーを拾ってくれて、メキシカン少年3人とともに会場へ向かう。 会場に着いた頃には既にBjorkのライブが始まっており、もどかしい思いをしながら、キャンプサイトのチケット引き換え、テント設営を行うことになる。 テントを建て終わったころには、ライブも終わっていた。とりあえず持参したインスタント食品と酒で祝杯を交わした。 ついさっきまで渦巻いていた「グレイハウンドfuck!」という気持ちも、コーチェラの雰囲気の前と、明日への期待でぶっ飛んだ。そんな1日目。
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